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治療事例-月経前症候群の症例

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治療事例-月経前症候群の症例より

女性が男性と違うこと、それは新しい生命を体の中で育て、そして世に送り出すこと!これは、女性にとって一大イベントでもあり、また、そのときを迎える為に、女性の体は、太古の昔から、変わらずある年齢まで、一定の周期で生理になります。これは女性にとっては、避けられないもので、個人差こそあれ、この期間は体が変化を起こす為、不調や不快な体験をされている方も多いのではないかと思います。

鍼灸は、そんな女性の体を、穏やかにサポートします。

30代後半の女性、月経前症候群、来院時の症状

月経の7~10日前から頭痛、肩こりが強くなり、それに伴ってイライラが増して、子供につい当たってしまったり、ストレス食いをしてしまい自分の描いている母親像と現実の自分とのギャップに自己嫌悪に陥ることや、不意に涙が出てしまうこと等の不快症状があるので、心療内科で処方された抗欝剤や精神安定剤を服用している。

また、婦人科で処方されたピルを服用すると大きな感情の起伏はなくなるものの常に中程度のイライラが継続する。

生理痛はなく月経周期も正常とのこと。
その他の症状 便秘(一週間くらい出ていない)。

治療方針の決定-月経前の身体的な苦痛の軽減

月経前の頭痛や肩こりなどの身体的な苦痛を軽減できれば、精神面でのストレスも少なくなり、それと同時に今でも十分に母親として立派にやっておられることに気づいていただけるようにアドバイスができれば欝(うつ)状態からも抜けられると考えました。

治療経過-1~5回目、週1回の治療。
月経の10日前から出ていた肩こり、頭痛などの身体的な症状は月経の2日前まで感じることなく過ごせたものの、ストレス食いや精神的なイラつきはまだ強く感じる。
便通は、便秘薬を使わずに2~3日に1度くらい。
治療経過-6~10回目以降、月に2回の治療。
肩こりや頭痛は月経の前日に軽く感じる程度となり、ストレス食いやイラつきは、まだあるが軽減しており、心療内科の薬も少なくなってきた。
治療経過-11回目以降
月経前に増悪していた頭痛、肩こりはなくなり、ストレス食いは我慢できるようになり、脂っこいものが時々ほしくなる程度となる。

現在は常用している薬は無くなり、健康管理のために月に1~2回くらいのペースで来院されております。

生理は女性にとっては、避けられないものですが、個人差が大きいことも確かです。
大半の方がこの期間を快適とは行かないまでも痛みや不快なことはできるだけ少なく過ごしたいと考えておられると思います。

誠心鍼療室は、女性の心身のお悩みにお役に立てる治療院を目指しています。生理にかかわるトラブルは、自分の体質だから仕方ないとあきらめたり、我慢しないで経絡治療を一度試してみてはいかがでしょうか。

鍼灸健康メモ

ストレスは気の流れを滞らせ、病気の誘発に繋がる・・・・東洋医学は長い歴史を経て、陰陽のバランスを整えることにより、健康な体づくりをめざしています。

たとえば

  • 自然治癒力を高める
  • ホルモンのバランスを整える
  • 免疫力を高める
  • 代謝能力のバランスを整える
  • 自律神経のバランスを整える
  • 内臓機能を高める・・・など、など。

感情は内臓と密接に関係しているととらえられているので、さまざまなストレスによって感情の激しい起伏があり、心体はアンバランスな状態になります。特に女性の体はとてもデリケートです。

からだにやさしく無害な鍼灸は、そんなデリケートな女性の体にも、無理なく自然にお試し頂けます。 鍼灸は、女性の体質改善や、体調を整える効果があります。作用はとっても穏やかです。

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