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治療事例-かんむし治療

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赤ちゃんが不機嫌?もしかしてかんむしかも・・・。

乳幼児特有のストレス症状を一般に「かんむし」といいます。「かんむし」(かんのむし)を西洋医学的に言えば、小児の自律神経失調症から起きる神経異常興奮に当たり、赤ちゃんが理由もなく不機嫌になってじれたり、欲求不満を起こすことです。

かんむしとは?»

生後1ヵ月半の女児の治療事例-来院時の症状

以前は泣いても抱き上げてミルクをあげたり、あやしてあげれば泣き止んでいたが1週間ほど前から傍から離れたり、抱くのに疲れてベットに寝かすと泣き始める。

そして、泣き始めると手がつけられず来院前日は、午後7時から12時まで顔を真っ赤にして泣き続ける様な状態でトイレに行くのにも気を使わなければいけないとの事。

泣いているときはもちろんミルクも飲まず睡眠時間も短いので心配になり、小児科を受診したが体に異常はないといわれ、仕方がないのでそのまま帰宅したとの事。

そのような時にたまたま当院のホームページをご覧になり来院されたのですが、お母さんも睡眠不足と疲労で顔にも疲労が表れ、目のしたに隈ができていました。

かんむし治療-1回目。
オムツだけになって診台に仰向けに寝かせてもらい治療を始めました。 小児の場合は先のとがった鍼ではなく、丁度レース編みの編棒のような形で先の丸い金属をツボに触れさせたり、撫ぜ摩るようにします。 一つ目のツボに鍼先を接触させますとブリッとオナラが出て、次のツボに鍼を当てますとウンチが出ました。 お母さんはビックリしたのと恥ずかしさもあり謝罪されましたが、鍼が気持ちよくてリラックスしているからと説明しました。 仰向けの鍼が終わり、赤ちゃんをお母さんに抱っこしてもらい背中に数箇所鍼を当ててオムツを替えてもらい1回目の治療を終了しました。
かんむし治療-2回目、前回治療の翌日。
昨夜は7時から9時頃まで泣いていたが、その後はおとなしくしており夜中もほとんど泣かなかったので自分も睡眠がとれて良かったとのこと。 治療は前回と同様に行い5日後に予約を入れていただきました。
かんむし治療-3回目。
治療後二日くらいは泣いて手がつけられないことはなかったが、それ以後は良い日もあれば悪い日もあるとの事。しかし、お母さんの表情は穏やかになってきたように感じられました。 ご夫婦で来院されましたので、お父さんにも治療を見ていただき、からだ全体の調和を図り、副作用の無い安全な治療であることをお話しました。以後、実家から自宅に戻る前にもう少し治療を続けたいとの事で1週間おきに3回治療を行なった結果、落ち着きが出てきて寝かせてもすぐに泣き出すことも無く離れても平気になったので治療を終了しました。

乳幼児期に多い、「かんむし」状態を放置したり、過度にしかりすぎると、さらに感情的な障害としてひきつけ・チック症・夜尿症などさまざまな症状に発展します。
お子様のためにも、お母様のためにも「かんむし」症状に思い当たる時は、お気軽に誠心鍼療室にご相談ください。

お子さんの体調不良は、とても心配で不安を感じたりします。誠心鍼療室は、かんむし症状のあるお子さんでお悩みの、お母さんお父さんのお役に立てる治療院を目指しています。

鍼灸健康メモ

東洋医学的には夜泣きもかんむしも概ね肝(かん)が関係していると思われます。 肝経が変動をおこすと、非常にイライラしたり、神経が昂ぶって怒りっぽくなったり、弱ってくると顔に光沢がなくなり、精神的にクョクョするようになります。

また、肝は涙にも関係しているのです怒りが頂点まで達すると涙が出て来たりするのです。 経絡治療は肝経の変動を平らかにすることにより精神的な安定を取り戻し夜泣きやかんむしを治してゆくのです。

小児はりに使う2種類のはり誠心鍼療室の"小児はり"は、基本的には"円鍼(えんしん)"はりと"てい鍼"はりの2種類を使用します。皮膚をさする、なでるなど、どちらも皮膚に触れたか触れないか判らないくらいの軽い刺激で、身体には刺しません。

鍼灸は、赤ちゃんの体質を強くし、体調を整える効果があります。作用はとっても穏やかです。からだにやさしく無害な鍼灸をぜひお試しください。

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